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鍼灸不適症例

病態を把握し、適切な処置を行う為に。

私達は患者様を施術を行う上で、病態を正確に把握していく事が元も大切と考えております。
従来 鍼灸院では、実際に患者様の話を聞いて、目で見て、触って、病態を把握する事が精一杯でした。超音波エコーを導入する事で患者様の『体内を可視化』出来るので、より正確に病態を把握する事が可能になりました。

それだけでなく、超音波エコーを用いる事で『医師との病態の共通認識』が出来るので、適切な医療機関へとご紹介が出来る様にもなったのです。
患者様が正しい治療を受けることができた症例を幾つかあげさせていただきますので、ご参考にして頂けると幸いです。

※当臨床症例は個人情報保護の観点から、全ての患者様に書面にて使用目的などの説明を行い、同意書を頂いた患者様のみ掲載させて頂いております。

実例 FILE 1

何十年も前にスキーをしていて、変な転び方をした際に膝を痛くしてから、今まで常に膝が痛い  仕事をしているときはなお痛い

  • 60代 男性
  • 主訴:膝痛
  • 膝にむくみが少しある様な状態。

一目見た感じはそこまで大きな変化はありませんが、何十年も痛み続けていることから、超音波 エコーで観察したところ、炎症反応はないものの、膝の水の量が異常に存在していたため鍼施術適応外と判断し、MRI検査を受けて頂くと【陳旧性前十字靭帯損傷】【変形性膝関節症】との診断を頂きました。

炎症反応があればすぐに医療機関へとご紹介対応となりますが、炎症反応がなく、鍼灸施術が不適応に なるケースも多く存在します。

その場合大切になることは、施術者の経験値とエコー技術・知識です。 当院の施術家は、高いエコー技術を持っているのでこのような患者様にも対応することが可能なのです。

実例 FILE 2

約2年から肩周辺から腕にかけて強い痛みを感じる。症状が重度の際には日常生活に支障をきたす 程の痛みがあり、腕を挙げる(外転)のも困難になる。

  • 50代 女性
  • 主訴:肩関節痛

見た目は全く異常が見られない。 

外見は特に変わった様子はなく、一般的にはただの五十肩で終わってしまうレベルです。

腕を上げる動きを見ていった時に、ある一定の高さから痛みを感じ、肩をそれ以上あげることができなくなるところや、2年前からずっと痛いところなどから、鍼灸施術の適応外と判断させていただきました。

超音波エコーで観察したところ、肩と腕の部分に炎症反応があり、MRI検査にて医師より 【肩関節滑膜炎】【難治性肩関節拘縮】との診断を頂きました。

一般的に施術対象と思われてしまう症状にも、こういった鍼施術の不適応疾患が隠れている可能性が考えられます。

普通は発見することができない症状にに対しても、問診・動作分析・超音波エコーを用いて確認していけば、見つけることができるのです。

実例 FILE 3

元々、『腰痛』があり、数回の治療で改善が見られた。

しかし改善した後にサッカーの試合で『背中〜腰』を強く捻る。それから痛みが続き来院。

  • 10代、男性
  • 主訴:腰痛

『見た目』は普通で腫れも赤みもない。

しかし元々の『腰痛』の痛みとは違った痛み方で、『鍼 施術適応外』の異常を疑った為、 エコーにて観察したところ『炎症所見 陽性』でした。

その為『鍼 施術適応外』と判断し当院推奨の医療機関へ受診を依頼したところ、 その結果【腰椎分離症由来の滑膜炎】との診断でした。

『炎症』がある場合は『当院での施術の領域ではない』為、 『他の処置』が必要になります。

このように、まごのて堂では 施術の『領域』を理解し、『異常所見』を見極め、症状に対して『適切』に対処します。

 

 

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